26話「ロリのために囮作戦を考えたが、俺はロリコンではない③~ドナルドの命令~」


吸血姫はアホ可愛い


 モ伏線※ 26話 

問い:ドナルドが証拠品をネットにUPしろとか、説明つけてもっともらしく言ってるのはなんで?

答え:破滅願望持ちのウンコさんなんです

ブログver


●主人公、おかを利用して、土操作で穴を後方に開けまくり、ついでに爆裂弾を停止仕様にして、地雷として大量に仕掛けて丘を迂回。

「お師様、魔物が車両に乗っているのって……普通ですか?」

「全然、普通じゃないぞ。故障知らずの凄い車はあるにはあるが……燃料の補給が最大の問題点になるはずだ。ああいう代物は安定して燃料を供給できる体制がなければ、日常的に運用できないだろう?」

「じゃなんでゴブリンが車に乗っているんです?」

「……バグダイン辺りが、燃料をゴブリンどもにプレゼントしたってのが、一番当たって居そうな推理だな。まさかだと思うが……魔族が支配する世界での家畜牧場のオーナーになる権利でも奴は目指しているのかもしれない。胸糞悪くてゲロを吐きだそう」

「つまり、バグダインは成敗しても良い大悪党って事ですね!僕の正義の心が熱くなってきました!悪を倒せばきっと平和な世界が訪れる気がします!」

車両は、このダンジョン世界では貴重品ではない。魔族が量産した魔物が溢れるまで、人々は都市の周りに壁を築かず、経済性を重視してあっちこっちに家屋を作って田畑を広げて生活していたのだ。
つまり、膨大な数の中古車があっちこっちに転がっている上に、少しでも故障したら車を放棄する連中がいるし、とっても入手しやすいのだ。
……と言いたいが、魔法を使えばハイテク機械はぶっ壊れる。自動車なんて国の主要産業になるくらい、膨大な技術が注ぎ込まれた塊だ。20世紀の日本人の十分の1は自動車産業のおかげで生活していたくらいだ。
単純に魔物が、魔力対策が施された車両に乗っているのは――腐敗した役人や軍事会社、バグダイン辺りが横流しをした結果だと思われる。


「……証拠を掴めば、一気にバグダインを逮捕できるかもしれないな……」

白「はい?何か名案でも思い浮かんだんですか?お師様?」

「いいか?あのレッドゴブリンどもは明らかに裏で、人間勢力と繋がっている訳だろ?」

白「はい、そうですね」

「あいつらの車やアジトに、その証拠となる物品が転がっていたら……黒幕は逮捕されて、一気に事件は解決すると思わないか?幾らなんでも国連もアメリカも他の大国も、魔族と繋がっている存在を許さないだろう?」

白「さすがです!お師様!」

「問題点があるとするなら……どう見ても、レッドゴブリンどもは100匹以上いる事だな。一気に倒さないとこっちの身が危ないし、車両の大半は壊さざる負えない。とりあえず、テレビ局の人らにこの光景を撮影させて、放映して貰えれば……バグダインの支持率は今以上にガタ落ちになって、警察も多少は動くはずだろう」

白「じゃ電話しますね!……僕の携帯、とっくの昔に壊れてました。そういえば電話番号知りません」

「……魔力の影響で機械がぶっ壊れるから冒険者が使う携帯は値段が高いぞ。とりあえず俺の携帯で連絡を取ろう。俺の携帯は魔力で絶対に壊れない高級品だから、この程度の魔力で壊れないはずだ」

白「あ、運転しながら電話だ?交通マナー違反です!たぶん!」

「へいへい……」

ドナルド「もしもし、こちらはドナルドだよ」

「あ、先輩。テレビ局の人らに、この光景を撮影してもらえるように言ってもらえませんか?」

ドナルド「僕達が言わなくても、すでに彼らは撮影しているさ。それにどの車両にも車載カメラが付いているからね。それが証拠品になるだろう?でも、仮に…この光景を映像として残しても『ブラドの自作自演だ』ってバグダインが叫ぶだけだしね」
(※出来れば、ゴブリンのアジトまでトモヤ君に追跡してほしいなぁ)

「じゃ、どうすればいいので?」

ドナルド「そうだな……ゴブリン達を返り討ちにして、数匹をわざと逃がし、アジトまで追跡すればいいんじゃないかな?魔族側の指示で動いているなら、書類とかが残っているはずだよ。
大きな組織は書類がないと動かないからね。伝言ゲームだと情報の正確性とやらが喪失するしさ」

「じゃ何人か応援を出してもらえますか?」

ドナルド「いやいや……トモヤ君一人で十分だろう?僕が出した応援の中にバグダインのスパイが居たらどうするんだい?事務所での爆破騒ぎの犯人が紛れ込んでいる可能性があるんだよ?」
(※金バッチ冒険者の大半が、器に魔族入れた奴だから、証拠品を見つけたら隠滅しちゃうし)

「……なるほど分かりました」

ドナルド「よろしく頼むよ……ああ、そうだ。もしも証拠品を見つけたらネットにアップロードした方が良いだろうね。バグダインの腐敗した人脈がどこまで浸透しているのか分からないんだし。
装飾都市の米軍に証拠品を預けても、政治家が取引して台無しにしたり、証拠隠滅する可能性だってあるんだから」

「分かりました先輩。俺達だけで……レッドゴブリン達を料理しますよ」

ドナルド「悪いね、トモヤ君。僕は君の事をとっても頼りにしているよ。この事件が無事に解決した暁には……そうだな。僕の新魔法を見せてあげようか?新しい魔法は大好きだろう?」

「それは良いですね先輩。俺のやる気が湧いてきましたよ」

電話をきる

「……白真珠、戦いを始まる前に言っておくが……ゴブリンをいきなり全滅させたら駄目だからな?ブラドさんを守るために、バグダインとゴブリン達との繋がっている証拠を見つけ出さないと、これから先も何度も何度も襲撃されて鬱陶しい事になるだろうし。;プラチナバッジ冒険者が来たら……これはもう面倒臭くて、余裕で圧勝なんて展開には出来ないし、こんな腐った事件は早々に解決しなきゃいけないんだ」

白「任せてください!」 胸が大きい

「お、おう」

白「僕の魔氷剣があれば……ロリに金棒です!」
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(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) ドナルドさんが怪しい気がしてきました

(´・ω・`)

(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)(せ、先生がストレスの貯め過ぎで死んでる……)

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