024 「大昔の脱穀作業が非効率すぎるだって!?」挿絵つき、千歯扱き


★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)先生ぇー!?そもそも脱穀ってなんだぁー!?

†(´・ω・`)ほら、収穫した穀類から、実を外す作業じゃよ?
日本人が食べている米とか、小さい粒粒を茎から外す必要があるから、大昔は……大変じゃったんじゃ……って気づいた。

★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)気づいた?

†(´・ω・`)わしの脳内ソースにあるヨーロッパ、中東、中国の農業道具データを統合したら……棒で穀類を叩いて脱穀させたり、家畜に踏ませたり……凄い非効率な事をやっておったんじゃよ……

★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)うわぁ……

†(´・ω・`)中国とか、竜骨車(水や土を組み上げる機械)を作る知恵があったのに……脱穀作業が叩き棒なのは可笑しいなぁ……って、何度も思った。

★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)(この記事を専門家が見たら、壮絶なツッコミを入れそうだな……)

†(´・ω・`)じゃから、日本の千歯扱きって凄い発明なんじゃと実感できたんじゃよ。
あ、千歯扱きは、上の挿絵に描いてある道具じゃよ。
たくさんの棒の間に、穀類をいれて、引き抜くだけで茎から実が外れて、とってもお得なんじゃ。

★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)……あの、原理だけを見ると……すごく簡単に作れる道具なような……?

†(´・ω・`)うむ、なんで、千歯扱きの発明が遅れたのか謎じゃな?発明されたのは元禄期じゃし。
元禄(1688年から1704年)

★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)遅すぎるだろ!?
18世紀くらいになるまで、存在しなかったんかーい!?

†(´・ω・`)じゃから、千歯扱きを早い時代に開発すれば最強すぎるじゃろ?
日本には竹が大量に生えているから、千歯扱きのにはめ込む棒の素材には困らないし。
脱穀作業を効率よくすれば、貴重な労働時間を節約できて、他の事をもっとできるようになるぞい?


★★★

オリーシュ(´●ω●`)みんなぁー!脱穀作業を叩き棒でやるなんて古いぜぇー!

(ノ✖ω✖)(ノ✖ω✖)なんだとー!?

オリーシュ(´●ω●`)これからの時代は千歯扱きがメインさ!

(ノ✖ω✖)(ノ✖ω✖)な、なんだ!?その大量に棒が生えた道具は!?

オリーシュ(´●ω●`)棒の所に穀類を通す……茎から実が外れる!

(ノ✖ω✖)(ノ✖ω✖)すげぇー!?効率が良すぎる道具だ!奪えー!

オリーシュ(´●ω●`)え?

(ノ✖ω✖)(ノ✖ω✖)脱穀に使う叩き棒な。人を撲殺する道具としても運用できるのだ。

オリーシュ(´●ω●`)そんなぁぁぁぁぁぁぁ!?

★★★

2 件のコメント :

  1. マジレス行きます。
    棒でたたいたり、踏んだりして脱穀する方法は、藁を柔らかくする藁打ち作業を兼ねています。

    叩いて脱穀する事により、藁が柔らかく良質な物になり、別で藁打ちをする手間が省けます。
    こうしてできた良質な麦藁が、家畜の餌になります。(麦の藁は家畜の餌に適している。米の藁は余り適していない)


    産業革命期、機械式の脱穀機が発明されてからも脱穀は昔ながらの脱穀作業に拘る農家が多かったです。
    脱穀機で脱穀すると、脱穀は手早く出来るかもしれないが、藁がつかい物にならなくなるというのがその理由です。よっぽど規模の大きい農家以外は、脱穀機を「生産率を下げる物」として導入しようとは考えませんでした。
    身近なところではローラ・インガルス・ワイルダーの大草原の小さな家シリーズ『農場の少年』で、ワイルダー父が脱穀機をまさに上記の理由でけちょんけちょんにこき下ろしていたと記憶しています。

    近代農業(大規模集約式)以前の伝統的な方法では。ただでさえ単位当たりの生産率が低い麦は、廃棄物の藁を有効活用する副業畜産は大事なカロリー生産源です。
    農業レベルが中近世レベルまでで麦が主食の地域に千歯扱き持ちこむのは愚策です。作業が早くなる代わりに成果物を激減させます。
    千歯扱きは脱穀が楽に(早く)なるだけで、成果物が増える訳ではありません。(寧ろ減ります。)

    増えた時間でやる「もっと割りの良い仕事」が無いと正直無意味です。

    ちなみに、日本(米作)の場合は、千歯扱きのまえは扱箸という道具を使って居ました。
    千歯扱きの発明により脱穀の作業効率は2.5倍になりましたが、代わりに大量の失業者(それまで脱穀担当だった女性。特に、未亡人は変わる仕事がなく、)を生み出しました。


    日本の江戸時代に千歯扱きが普及できたのは、すでに十分豊かだったから、余暇が増えるのが歓迎された面が大きいです。後、米藁の性質。

    (麦藁の場合、後から麦打ちという手はあまり良く無いらしいです。(必要以上に乾燥して藁の品質が下がり、家畜の餌として適さなくなる。米藁は、そういう用途には使いませんので、麦藁程柔らかくする必要がないので後から藁打ちで十分事足りる)

    だからなろう系内政チートで使う場合、千歯扱きってメイン改革に付随する補助(千歯扱きで浮いた時間をメイン改革に当てる式)にしかならない筈なんだ本当は……

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    1. 要はマヨネーズチート並みの妄想か…
      勉強になりましたドン!

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