20話「ロリのために労働しているが、俺はロリコンではない②~祖父との対面~」


吸血姫はアホ可愛い


 ーマ「ドナルドの説明+ブラドさん」


ドナルド先輩との出会ったのは、俺が11歳くらいの事だ。
その頃、先輩は冒険者支援学校で魔道学の講師をやっていて、とっても嫌そうな顔で授業をしてて生徒たちからは大不評。
昼休みになる度に『こんなクソガキどもに魔道教えるの面倒臭い』『ちょっと昼寝してくる』とセリフを吐いて、どっかにトンズラする不良講師だ。
人生が面倒臭い、生きるのも面倒臭い、魔物を狩るのも生活のために渋々やっていて、とっても生きるのが不器用な人なのだが……魔道に関する知識が凄いのだ。
魔族から学んだとしか思えないくらいに、適当に話す内容が高度すぎて、生徒のほとんどが魔道の道をやめちゃうくらい、素人置いてけぼりだったのである。(伏線)
本に載っていない理論なども、面倒臭そうに話していた彼の事を、俺はよく覚えている。


ドナルド「君、可愛いねぇ~。トモヤ君も隅に置けないなぁ」

姫「お師様って有名人なんですか?なんか魔道学で有名とか言ってましたよね?」

ドナルド「そりゃね。最年少でプラチナバッチを獲得した有名人で、しかも後輩で生徒なんだ。知っていて当たり前だろう?」

姫「プ、プラチナバッチ?」

ドナルド「ほら、この白い奴がプラチナバッチさ。まぁ銀バッチと区別するために白色に染めてしまったから豪華さは欠片もなくて残念なんだけどね」

姫「凄いです!お師様がプラチナバッチだなんて!あれって100億円くらい稼げるトップ冒険者じゃないと駄目っぽい奴ですよね!」

ドナルド「おっと話はここで終了だ。この先がブラドさんがいる部屋だよ。選挙中だから普段はあっちこっち移動しているけど、トラックテロがあったからね。念の為にここで休憩してもらっているのさ」


金バッチ冒険者の防衛網を突破した先には――

ぶらど「ドナルド、そいつらは誰だ?」


ドナルドは、くたびれたサラリーマンみたいに茶色のスーツを着こなす青年。
ブラドは、白いスーツを着て、自身の潔癖っぷりをアピールしているように見える初老の人(40代)

ドナルド「ブラドさん、彼らは護衛の仕事を受けたいそうなんです」

面倒くさそうだ。

ブラド「ふん、そんな銅バッチと小さな子供が何の役に立つ?
ロリコンの護衛なぞ、要らん!」

ドナルド「一応、彼は元プラチナバッチの冒険者でしてね。
すごく役に立ちますよ」

ブラド「……どういう事だ?」  
(※ふざけんな、こんな大事な時期に、有能な冒険者を仲間にしてどうする。計画を妨害するつもりか!)

ドナルド「最近は物騒ですし、トモヤ君が手伝ってくれたら僕の仕事が減って楽ですしね」
(※ 苦しみの魔族を止めたいんだよ、でも自分で解決するのは面倒くさいし)

ブラド「……ふんっ!貴様がそうまで言うならば護衛にしてやる!
だが、ワシは信用せんぞ!」
(※裏切ったのか!?)


姫「あ、あの」

ブラド「どうした?何か良い護衛プランでも持っておるのか?」

姫「いえ、あのおじい様……」

ブラド「依頼人の名前も覚えられないのか!?
こんな子供をどうして連れてきたのだ!ドナルド!
その男が役に立つとしても、この子供には帰ってもらえ!
遊び場ではないのだぞ!」
(※誘拐された娘を思い出して辛いです、顔が似ている)

ドナルド「お嬢ちゃん、なんか得意技あるかい?」

姫「」☚泣いた

ブラド「全く役に立たないじゃないか!このロリコンめ!
小さい子供をこんなところに連れ回すのはいい加減にしろ!」

姫「」☚部屋を去る、扉をぶっ壊す

「あの怪力が得意技です。
では追いかけますので後でよろしく」

ドナルド「いやはや……凄い怪力だねぇ……。
なるほど、ただのロリではないという訳かい。
てっきり、小さい子供が大好きになったのだと思ったよ」

ブラド「怪力がすごくても子供は子供だ!
これだから悪徳都市は腐敗していて困る!子供の頃からあんな仕事をしていたら」

ぶらど「わしの一人娘のように酷い目に遭うぞ!」
(※いずれ、人類全部をひどい目にあわせてやるお)

1 件のコメント :

  1. (´;ω;`)みんな、言っている事とおもっている事がばらばら

    返信削除

BTemplates.com

最新コメ