3話~狐娘「これでワシは超大金持ちじゃよ!」

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●自動販売機の隣のゴミ箱を開けて、アルミを回収


狐「財宝がザクザクじゃなぁ~」

猫「……先生、楽しいですか?」

狐「あとは全部、弟子に任せて眠りたいのう」

猫「なまけものかよ!?」

狐「うむ、働きたくないのう」

猫「認めるなよ!?というか先生、まともに働いてませんよね!?僕ばっかり労働してますよ!?」

狐「それにしても、この文明は凄いのう……アルミがゴミ箱にたくさんあって、凄いのう」

猫「ところでこれは、何の道具でしょう?アルミで作った容器っぽいですけど……」

自動販売機

狐「うむむ……アルミニウムに絵を印刷するとは……凄い技術じゃな……ダンディなオッサンが描かれている容器に、コーヒーって描いてあるのう」

猫「飲料水って書いてあるから、どうやら飲み物っぽいですね……って、何だよ!この文字!」

狐「どうしたんじゃ?」

猫「めっちゃ複雑ですよ!?この文字!」漢字

狐「うむ……よくわからんのう?わしは産まれた時から、文字を学ばずとも意味がわかるから、文字なんてどうでもいいんじゃよ?」

猫「とりあえず、何文字ある言語なのか、パルメドン神にでも聞いてください」

狐「もっふ、もっふぅ、パルメドンッー!」

猫「どうでした?」

狐「1万、2万、3万、4万、5万、たくしゃんー!って叫んで、パルメドン神が発狂しとった。珍しい事もあるもんじゃな?」

猫「神すら発狂するレベルで文字があるの!?」

狐「うむ、最強じゃな?」

猫「そんだけ大量の文字をどうやって習得するんだ!?この猿から進化した奴らの知能凄すぎるだろ!?」

狐「さすがはワシのペットじゃな?」

猫「捨てた癖に飼い主面するな!」

狐「それにしても……この大きな箱はなんじゃろう?飲料水を販売する無人販売所かのう?明かりが付いてキラキラじゃよ?」

猫「さぁ、なんでしょう?」



若者「チョーやべぇー、まじやべぇー。」100円コイン


ガシャコンッ

若者「まじぱねぇー、最強ー」

狐「完全な無人販売所じゃと!?」

猫「ど、どういう仕組みなんですか?!これ!?」

狐「中に人がいるのかもしれんのう?」

猫「パルメドン神に聞いてくださいよ!先生ぇー!」

狐「発狂しとるから無理じゃ」

猫「パルメドン神っー!?」

狐「少なくとも……ワシの国にこれを導入するのは止めた方がええのう」

猫「え?どうしてですか?完全な無人販売所を量産できたら、物価が安くなりますよ?」

狐「雇用が減るじゃろ……大きな籠を持って、商品を販売しとる連中が丸ごと失業して、社会問題になって大変な事になるのう」

猫「あ、なるほど……って先生!?今の発言は政治家っぽい内容でしたよ!?」

狐「うむ、わしは民草思いの良い君主じゃな?」

猫「人民を草扱いしている時点で、勝手に地面から生えてくると思っているでしょ!?」

狐「職についてなくても、海があるダンジョンに行って魚をとれば生活できるしのう……失業しても無問題じゃな?ふぁぁ……少し眠いのう……そろそろ帰るかの?」

猫「そうですね、先生。僕もツッコミのしすぎで疲れました」

狐「これで美味しい料理がたくさん食えて、神様予算がウハウハ――」


警官「コラぁー!?ゴミ箱のアルミ缶を勝手に持って行っちゃ駄目だろー!」
警官「親は何をしているんだぁー!」
警官「補導しなきゃっ……!」

アルミニウムは全て回収されてしまった。

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