33話「ロリへの愛は世界を救うか?⑤~ロシア軍の罠~」


吸血姫はアホ可愛い


問い:ロシア軍なんでこんなにヘボイの?

答え:少しでも射程の長い武器を使うと、ダンジョン内の偽の空に当たって大変な事になるからだお。
基本、短い射程の低威力の弾丸ばっかり使っておるのう。




●ロシア軍の追撃。誘導系の兵器を撃ってくるが、大量にある氷がハイテク機械をぶっ壊して、目標に命中しない。

「白ぉー!もっと大量の氷を出しまくれー!!」

白「わかりましたー!」

「そうだっ!氷をトゲトゲ状にしてバラまくのはどうだろうか!?」

白「あ、忍者のマキビシっぽいですね!やってみます!」



●軍用車両だから、タイヤが頑丈だお


「上手くいかないな!」

白「あ、こういうのはどうです?僕が外に出て地面を凍らせれば、スリップすると思います!」

「いや、その必要はない……距離を少しづつ離せているし……そろそろ追撃をやめる頃だろう」



●追撃してくるロシア軍の車両、停車した。

白「はて……どういう事でしょうか?」

「通信機器とか、ナビゲーターが壊れたら、連携もできないし、基地に戻れなくなるだろ?白真珠の無駄に高い魔力で作られた氷の傍をとおれば、魔力の影響で、軍用品でもそれなりの確率でぶっ壊れるはずだ。
現に、この車の時刻を表示するタイマーや燃料の残り残量を表示するメーターもぶっ壊れてる」

白「なるほど……人間相手にはこういう戦い方もありという事ですか?」

「そもそもなぁ……人間同士で殺し合うなんて馬鹿らしいだろう?俺たちの本来の敵は魔族のはずなんだ。
なのにこんな調子じゃ……勝てる戦も勝てないぞ……人間同士で潰しあっている状況じゃないのに、なんで世界はこんなに酷いんだ……」

榴弾が炸裂。太陽の金属製の矢が平原に突き刺さる。どうやら、俺たちは上手く逃げていた訳ではなく……砲台陣地がある方向に誘い込まれていたようだ。
装甲車といえど、貫通力が高い矢を円状に大量にバラまく榴弾相手だと、貫通してどんどん被害が増え――

「空に……矢が刺さってる……」

あ、やばい、食の神の胃袋が低い所にあった……。
ダンジョン世界は横に広いのだが、地形によってはすぐ上に食の神の胃袋があったりする。
空である事をやめた肉壁から大量の触手が飛び出て、地上にいる愚かな餌を襲った。


---

(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)物騒すぎるだろ!?このダンジョン世界!?

(´・ω・`)核爆弾使ったら、その場にいる全員ごとむしゃーむしゃーの刑じゃよ

(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)(長射程の武器、使い辛いにもほどがある世界だな……)

0 件のコメント :

コメントを投稿

BTemplates.com

最新コメ