リーファ「こっちから、たくさんの気配がして気になるアル!」
「こら!そっちは役所――」
城の外、橋の前に役所がある。そこではたくさんの小さなニャンタンが働いていた。
「もふぅ?」「もふっ!」「もふふっ!」
リーファ「あれは……ニャンタン殿の親戚アルか?」
「僕の信仰スキルです」(ニャンタンが行動不能になると、この国、重要な書類を処理できなくて大変だお)
リーファ「なるほど宰相の地位は伊達ではないという事アルか……1匹もらって良いアルか?」
「なぜそうなった!?」
リーファ「ニャンタン殿はとっても可愛い少年の姿をしているアル。そこに猫耳の要素があれば……金持ちの奥様方に大人気ね!ホストは儲かる産業ヨ!愛玩用ペットとして十億円で売れそうなきがするアル!」
「分身できる数に限りがあるから駄目!」
リーファ「そうアルか。分身だったアルか。それじゃ、あの像は何アルか?」
●城の外に出ると、巨乳狐娘像があった。皆が考えた理想のキーにゃん。
人民は、キーニャンは母性たっぷりの凄い狐娘だと思っているのだ。
詐欺である。
「先生の像です」
リーファ「本物より背丈が大きくて、胸が大きいアル?とんでもない巨乳アルな」
「皆が考えた理想の先生像なんです。現実のペチャパイ先生なんて見ちゃいけません。現実の先生がきっと偽物なんです」
リーファ「詐欺アル!?偽物摘発業者が訴えてきそうなネタあるな!」
「は?偽物摘発業者?」
リーファ「大陸系商人の国では、低コストで偽ブランド物が量産されて凄い事になっているアル!
当局が効率よく取り締まるために、民間の業者に偽物の摘発をやらせて、効率よく色んな商人を制裁しているネ!
賠償金でウハウハよっ!」
「向こうの世界はどんな大魔境なんだ!?」
リーファ「世界最大規模の奴隷市場がある地域アル!臓器も人肉も売られているアルよ!」
「あんたに豊かそうに見えるのに、そんなに酷い社会なのか?!」
リーファ「海を一つ超えた途端、違う世界が開けているアル!
あと、日本国は長い海岸線のおかげで、日本人を拉致し放題アルよ!西にある国と違って、海岸線に兵隊がいないし、警察の巡回の頻度が少なすぎるアル!」
「僕の価値観が崩壊するからやめろ!?なんて物騒な地域なんだ!」
リーファ「ツッコミ時と平常時の態度が違いすぎて、ニャンタン殿と話していると調子が狂って大変ヨ!」
「さ、さっさと街を見に行きますよ!アイデアを出してください!」
リーファ「分かったアル!アイデア料をもらうために頑張るアル!」
ピコーン!
リーファ「アタシの天才的で、劉備すら凌駕する頭脳が閃いたアル!」
「金欲に任せて、何も考えずに本能的に言ってるだけだろ!?」
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