●遮断装置がある場所にいくと、既に大量の脳みそを集めて作られた遮断装置はぶっ壊れた。
道中、大量召喚した影人間をぶつけるが、返り討ちにあう。
ブラドさん大怪我をおって瀕死
たくさんの高級食材が転がっている。
白「お祖父様!大丈夫ですか!」
ブラド「ふははは……全ては……手遅れた……私は報酬を受け取り……永遠の存在となる……」
白「おじい様……そんな事のために、悪党になったんですか……?お願いですっ!悪の道に染まるのはやめてください!」
ブラド「見ろ…小娘……これが遮断装置の正体だ……」
ガラスの器に収められた脳みそがたっぷり。明らかに人間の脳みそと同じ構造だった。
白「大量の脳みそ……これが魔族を弱体化させる機械の正体なんですか……?それじゃ人類の悪党っ……?」
ブラド「魔族も人間も変わらぬ……魔族は食事のために……猿同然の存在に過ぎない人間を飼い、人類は同族を犠牲に戦争している……。それはそうだ……どっちも元々は同じ存在なのだからな……」
白「お祖父様……あの改心してくれませんか……?僕、殺したくないんです……」
ブラド「黙れ……お前を見ていると妻と娘を思い出してイライラする……」
白「……」
ブラド「魔族と人類の戦いに正義など存在しない……歴史は既に凍結され、人類の可能性は閉ざされている。
見るが良い。これが魔の力だ……苦しみの魔王っ!お前の願いは叶えたぞっ!
褒美をよこせ!私を永遠の存在にしろ!」
苦しみの魔王「ははははっ!報酬をあげよう!さぁ、僕と同化しよう!ブラドっ!ありとあらゆる苦しみに手を染め、美味しい美味しい食事をしよう!」
白「お祖父様が消えちゃった……?」
「魔王と……魂ごと融合したんだ……」
白「そ、それじゃ……あの氷に顔がついた大悪党を倒したら、お祖父様が死んじゃうって事じゃぁ……?」
魔王「家畜ごときが僕に勝てると思うなんて身の程知らずだねぇ?いいよっ!いいよっ!そういう傲慢さを拷問でへし折るのは大好きだからさぁー!
君たちに本当の絶望って奴を体験させてあげるよ!自分の無力さを知って後悔するといい!」
夢の世界へ
ゲートの所で二重包囲網やっていた米軍は、空間転移してくる魔族に一方的に半殺しにされていた。
足か手をもぎ、焼いて止血して死なないようにしてくる。
自殺できないように銃器と手榴弾を取り上げ、手足を切り落とし、目玉を潰し、中途半端に回復魔法をかけて、苦しむ状態を長続きさせていた。
魔族「あははははっ!簡単に死ねると思うなっ!家畜に死ぬ権利なんてない!もっと生きろ!あがけっ!苦しめ!血と泥を啜り、生き抜いて見せろ!」
魔族「おいっ!家畜っ!拷問するのを手伝え!手伝えば生かしてやるぞ!
この拷問棒を使え!ほら!殴れ!別に死なないから!苦しむだけだから!ほらっ!遠慮なくやれ!生きたいんだろう!」
拷問棒。体に傷をつけず、痛みだけを与える代物だ。ひたすら苦しめるためだけに作られた魔族の英知の象徴である。
魔王「どうだい?絶望したかい?絶望の感情は食べたら食中毒を起こすけど、なかなかに楽しいものがあるよ」
「クソ野郎……っ!」
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