48話「ロリへの愛は世界を救うか?⑳~苦しみの魔王③~」


吸血姫はアホ可愛い


●主人公の過去が暴かれる。


魔王「おやぁ?家畜君の記憶は可笑しいね。意図的に上書きした後があるよ?」

「えっ……?」

魔王「君、家畜社会で流行している即席クローン人間の類だったりするんじゃないの?」

「そ、そんな事があるもんか!俺は日本育ちだし、両親は青森にいるぞ!?」

魔王「それは全部嘘だね」

「お、俺は徴兵されるのが嫌で、冒険者支援学校に小学生の頃から――」

魔王「なぁ、家畜。普通の家畜は、そんなに決断力ないよ?将来の事なんて具体的に考えるどころか、遊ぶ事に夢中になる年頃だよ?」

「……そんな馬鹿な事があるか!俺は自分の意志で冒険者になって、可愛い女の子を見つけるためにダンジョン学園へ入ったんだ!」

魔王「家畜の記憶を覗くと矛盾する所がたくさんあるよ?たっぷりだよ?
お前はなーんで、地球に一度も戻っている記憶がないの?」

「あっ……」

魔王「家畜、気づいていただろ?地球にお前の居場所はないって。
そもそも、地球に行こうとしたら、処分されるって本能的に理解していたよね?ああー、可哀想な家畜だなぁー。故郷は偽物、記憶も偽物」

「違う!この記憶が偽物な訳がない!俺の母親は専業主婦で、父親はパイロットなんだァー!」

魔王「はぁい、はぁい、偽物の記憶を植えつけられた家畜……いや、家畜ですらないなぁ……」


魔王「そうだっ!君っ!家畜どもが家畜に似せて作った人形じゃないか!玩具だよ!玩具っ!僕の遊び道具になる前から玩具とかどんな気持ち?その感情が美味しいよ!どんどん苦しんで苦しんでくれ!」

「ち、違う……俺は人形じゃない……」

魔王「人形だから、人形みたいに綺麗な家畜のメスを好きになったんだろう!わかるよぉぉー!
それに君、ロリコンだろ!ロリコン!確か、家畜の社会だと、小さい娘に欲情するのはダメなんじゃなかったけ?社会不適合者さんと次から呼ぼうかな!はははは!
いや家畜不適合者さんかな?苦しめてごめんねっー!家畜さんっー!」

「クソ野郎……!」

魔王「ほら!もっと苦しみなよ!心の苦しみはたまらないねぇ!色んな味を楽しめるから、単純な拷問より得な気分になれるよ!
あ、そうだ。縞々パンティーが大好きなようだけど、それも変態すぎる性癖だよね?将来的に下着ドロボーに転職したほうがいいんじゃないかなぁ?まぁ、君は僕の家畜として過ごすことが決定しているから、何の意味もないけどね!未来も希望もないってどんな感じなんだろう!」

「ブラドさん……」

魔王「んぅー?土下座でもするのかい?何をしても僕は君をイジメ続けるけど、やってくれてもいいよ!
ほら!土下座しなよ!虐めるのをやめてくださいってさぁ!」

「アンタの娘はな……かわいい孫娘を産んだぞ。オッパイが大きくて、縞々パンティーが似合う銀髪ロリ娘だ!しかも性格が良くて料理がうまいっ!最高の銀髪美少女だ!」

魔王「え……?ブラドが反応している……?」

「俺はそんな可愛い娘と風呂に入ったし、裸を毎日眺めている上に、ベッドの上で優しく慰めてやっているんだぞぉー!どうだぁー!悔しいかぁー!」

魔王「こ、こら!暴れるな!僕の中で暴れるな!下等生物がっ!家畜の分際で調子に乗るな!同化されろ!」

「可愛い孫を不幸にしてもいいのかぁー!それでもアンタはお爺さんなのかぁー!」

魔王「消滅しろぉぉ!やめろぉぉぉぉ!」

夢が中断される。

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