8話~狐娘「モフモフ城は危険地帯」

もふもふ、きつねっこぉ・ω・`)ノ】←まとめたぺーじ




●リーファに街を見せにいく。モフモフ城は迷路構造。トラエモンのせい。あっちの通路には行ってはいけない。トラップが大量にあって、ひ弱な眷属神じゃ死んでしまうだろうから。

あっちの道に進んじゃいけません。あの床を踏むと酷い事になります。

タヌウ「出来れば一緒にいたいが……徹夜明けでな。少し仮眠をとらせてくれ」

「わかりましたタヌウ。財政赤字の問題はあとで話しましょう」




「それではリーファさん行きましょう」

リーファ「ツッコミ時の温度差が激しい人ある……あと、皆、小さいネ……十歳児の背丈よ……」

「あ、そっちの通路は駄目です。死にます」

リーファ「どういう事アル?」

「トラエモンはマイナスな方向で働き者でして……モフモフ城の一角が罠だらけなんです。さすがに致死性の罠はないと思いますが、そこから先には行ってはいけません。
無駄に芸を凝らした罠の数々が、待っていると思いますよ」

リーファ「トラエモン?ああ、さっきの虎頭の事アルか。偉いアルか?」

「警察と軍隊を合体させた警察軍の長官です」

リーファ「軍事の頂点だったアルか!?なんで長官本人が拷問しにくるアル!?」

「仕事をやらすと、仕事を増やしてしまうタイプの人なんです」

リーファ「つまり、無能という事アルか……どうしてトラエモンが長官をやっているアル?」

「……人材不足」

リーファ「は?」

「この国は皆が遊んで暮らしているから、人材がいないんです……生きるだけなら難易度低いですし……。
失業しても海タイプのダンジョン世界にいけば、食べていけますしね……」

リーファ「切実な事情アルか!大変ネ!」

「さぁ!さっさと、城の外にいきますよ!財政赤字を改善するために知恵を絞り出せ!」

リーファ「ツッコミ時のセリフが完全に別人アルな!?」

「あと、この城はトラエモンのせいで迷路状になっているから、僕から離れちゃ駄目です。迂闊に迷い込んだスパイが餓死死体で発見された事があるくらい、酷い構造ですので」

リーファ「屋内で餓死とか酷いアルな!?というか、迷って出られないとかありえるアル……?」

「元々……享楽国が誕生する前は、疑い深い虐殺好きの大貴族の城だったんですよ、このモフモフ城」

リーファ「それがどうかしたアル?」

「その大貴族……遊びあきた愛人を、地下にどんどん放り込んで処刑していたらしくて……都市の地下は、ワニがいたり、獰猛な魚がいたりと、かなり危険なんですよね……。
処刑用の穴が、あっちこっちにあって、蓋が老朽化しているから、乗っただけで蓋が壊れて、そのまま地下へと落ちちゃう職員も多いんですよ」

リーファ「酷いアルな!?」

「どうしました?」

リーファ「ト、トイレはどこにあるアル……?お腹が痛いアル……」

「はぁ……こっちです」

リーファ「有難いアルー!5分ほど待って欲しいアルよ!」



「幾ら待っても出てこない……?まさか……?」

●リーファ、トイレに入る。カード化。

「やっぱりか!?こらぁー!?こんな所でカード化されてどうするんだぁー!?」

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