●リーファに街を見せにいく。モフモフ城は迷路構造。トラエモンのせい。あっちの通路には行ってはいけない。トラップが大量にあって、ひ弱な眷属神じゃ死んでしまうだろうから。
あっちの道に進んじゃいけません。あの床を踏むと酷い事になります。
タヌウ「出来れば一緒にいたいが……徹夜明けでな。少し仮眠をとらせてくれ」
「わかりましたタヌウ。財政赤字の問題はあとで話しましょう」
「それではリーファさん行きましょう」
リーファ「ツッコミ時の温度差が激しい人ある……あと、皆、小さいネ……十歳児の背丈よ……」
「あ、そっちの通路は駄目です。死にます」
リーファ「どういう事アル?」
「トラエモンはマイナスな方向で働き者でして……モフモフ城の一角が罠だらけなんです。さすがに致死性の罠はないと思いますが、そこから先には行ってはいけません。
無駄に芸を凝らした罠の数々が、待っていると思いますよ」
リーファ「トラエモン?ああ、さっきの虎頭の事アルか。偉いアルか?」
「警察と軍隊を合体させた警察軍の長官です」
リーファ「軍事の頂点だったアルか!?なんで長官本人が拷問しにくるアル!?」
「仕事をやらすと、仕事を増やしてしまうタイプの人なんです」
リーファ「つまり、無能という事アルか……どうしてトラエモンが長官をやっているアル?」
「……人材不足」
リーファ「は?」
「この国は皆が遊んで暮らしているから、人材がいないんです……生きるだけなら難易度低いですし……。
失業しても海タイプのダンジョン世界にいけば、食べていけますしね……」
リーファ「切実な事情アルか!大変ネ!」
「さぁ!さっさと、城の外にいきますよ!財政赤字を改善するために知恵を絞り出せ!」
リーファ「ツッコミ時のセリフが完全に別人アルな!?」
「あと、この城はトラエモンのせいで迷路状になっているから、僕から離れちゃ駄目です。迂闊に迷い込んだスパイが餓死死体で発見された事があるくらい、酷い構造ですので」
リーファ「屋内で餓死とか酷いアルな!?というか、迷って出られないとかありえるアル……?」
「元々……享楽国が誕生する前は、疑い深い虐殺好きの大貴族の城だったんですよ、このモフモフ城」
リーファ「それがどうかしたアル?」
「その大貴族……遊びあきた愛人を、地下にどんどん放り込んで処刑していたらしくて……都市の地下は、ワニがいたり、獰猛な魚がいたりと、かなり危険なんですよね……。
処刑用の穴が、あっちこっちにあって、蓋が老朽化しているから、乗っただけで蓋が壊れて、そのまま地下へと落ちちゃう職員も多いんですよ」
リーファ「酷いアルな!?」
「どうしました?」
リーファ「ト、トイレはどこにあるアル……?お腹が痛いアル……」
「はぁ……こっちです」
リーファ「有難いアルー!5分ほど待って欲しいアルよ!」
「幾ら待っても出てこない……?まさか……?」
●リーファ、トイレに入る。カード化。
「やっぱりか!?こらぁー!?こんな所でカード化されてどうするんだぁー!?」
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